最後にして圧倒的に最良のライブ

3/28(金)代々木NARUソロボーカルデビューにして、ライブ活動お休み前の最後のライブにお越し下さった皆さま、本当にありがとうございました。

私が今までジャズボーカルとしての文脈で歌わせていただいた中で、圧倒的に最良のライブだったと自負しております。こんなに晴々しい幕引きがあるでしょうか。あれが私が今の体という楽器の状態で可能であった最高値です。

一夜にして大きく学んだことがあります。私は病気や手術を経験する前から、いつでも明日死んでしまうかもしれないと思って生きてきたつもりですし、これが最後のライブになるかもしれない、と思って歌っている…と思っていました。でもそれはあくまでも観念的なことでした。本当に、これが(お休み前の)最後のライブなのだという事実を突きつけられると、今までに経験したことのなかった次元の平穏や集中が私の中に訪れました。

だって、もう改善の余地がないのですから、もうこの瞬間しかないのですから、ピッチやタイムが合っているのか、フレージングがクールなものであるか、出したい音色が出せているのか、お客さまにどう見えているのか、歌詞が飛ばずにきちんと出てくるのか、どこかに何かほころびがあったとしても、もう改善する為の時間は一切ないのです。自己批判による自意識は影を潜め、私は代々木NARUのステージで歌を生き、歌そのものになっていました。

私が尊敬する振付家でダンサーの黒田育世が以前インタヴューで言っていたことがあります。上手いダンサーになりたいとか、どう表現したいか、ということではなくて、自分はダンスそのものになりたい。彼女の覚悟に対して自分のことを引き合いに出すのはおこがましくもありますが、私はこれはなんて正しい言葉遣いなのだろうと衝撃を受けて、自分もそれを標榜してきたのです。私はいつでもステージにいる間は歌そのものになりたかった。まさかそれが、最後の最後に訪れるなんて。音楽のカミサマは粋なことをしてくれます。

2月半ばから3月の半ばくらいまでは花粉症の症状が大きく出てしまっていて、微熱と喉鼻の炎症が長く続いていました。それが、投薬、伝統医療、民間療法のどれかのおかげかミクスチャーか、春の花粉や黄砂に体が慣れて来たのか、はたまたカミサマの祝福か、代々木NARU出演に向けて、今まで苦しんでいたのは何だったのだろうというくらいに、ぴたっと治っていったのです。本当にあの日は、ここ数ヶ月でいちばん体調のよい日でした。

今後、ライブに復帰することがあるとしたら、2025年3月28日代々木NARUでのライブが、私の中の基準になります。心身を整え、矮小な自意識から自らを解放し、歌そのものであること。この日は終わりにして新たな歌手人生の始まりとなりました。引き出して下さった素晴らしいふたりのミュージシャン、ピアニスト浅川太平さんとフルーティストの鈴木康恵さんには心から感謝しています。

そして記念すべき夜を一緒に体験して下さったオーディエンスの皆さま、本当にありがとうございました。歌が聴けなくなるのは寂しい、でも焦らず体を大事にして、復帰を待ってるからね、とおっしゃって下さるおひとりおひとりが、私にとってとても大切な方で、とても励みになります。デビューしてから今までいろいろなところで歌わせていただき、たくさんの出会いがあり、音楽を通してリスナーの方との絆を築いてこれたこと、それが私の宝物です。ありがとうございます。

アンコールで歌ったHe’s Funny That Wayは会場にいらして下さったおひとりおひとりに捧げさせていただきました。私、加藤咲希名義の音楽は、団結したり、共闘したり、パーティーをするような音楽ではありません。眠れない夜にそっと毛布をかけるような、或いはまた恋をしたくなるような、恋そのもののような、音楽でありたいです。孤独や絶望や哀しみを内包した上で、それでも美しく優しく温かい世界はここにあるのだと。

ライブ活動お休み中もリスナーの皆さまとの交流の場が欲しいと思い、ファンクラブというか、オンラインサロンのようなものを立ち上げる予定です。4月中のセットアップを目指しています。準備が整ったらまたお知らせいたしますね。今は諸般の事情で全て非公開になっていますが、コロナ禍のときにやっていたVlogのアップデートヴァージョンになると思います。日記、本や映画のレヴューを含んだ、メンバー限定の文章、写真、動画がメインのコンテンツになります。長すぎて読めないという苦情を乗り越えて(笑)毎週1万字くらいの文章が届くかもしれません。動画ではたまに歌も歌います。

ステージでは歌のことしか考えていなかったので、すっかりご紹介が飛んでしまったのですが(ごめんなさい!)シンガー仲間のKumiちゃんが聴きに来てくれていました。Kumiちゃんは手術のことを公開したときに真っ先に連絡をくれて、あのときはKumiちゃんの優しさにとても癒されたのでした。そして最後の大切なライブに来てくれて、本当にありがとう…。Kumiちゃんは4/15(火)に同じく代々木NARUにソロデビューだそうです。素敵なデビューになりますように。皆さまぜひぜひお運び下さいませ!

明日はお休み前最後の出演


【3/28(金)代々木NARU】

https://yoyogi-naru.com
渋谷区代々木1-36-12 TC第77防雷ビルB1F
03-3370-8154

加藤咲希(Vo.)
鈴木康恵(Fl.)
浅川太平(Pf.)

1st 19:15, 2nd 20:45
¥3500

代々木NARUソロデビューにして、これがお休み前本当に最後のライブになります。

私の中にライブ活動をお休みする、という概念がなかったので、決意するまでに1年かかりました。でもじっくり考えて決めたことなので、今の私にとってはこの選択が正しいことであったのだと胸を張って言えます。素晴らしい音楽家の方々と、ジャズを愛する素敵なオーディエンスの皆さまと、最後の音を紡げることに、わくわくしています。とても前向きな気持ちです。

この日の為に用意している春の新曲と新アレンジがあります🌸

ご予約はお店に直接か、私の方でも承らせていただきます。

お越しをお待ちしております☘️

…………………………………………………

My last show before taking a break from singing on stages, on March 28th at NARU, Yoyogi. Starts at 7:15 pm.
Come and cheer me who is trying to open the door of a new world.

お休み前のライブはあと2本

ライブ活動お休み前のライブはあと2本だけ。復帰したら、と言わずに今会いに来てもらえたら嬉しいです😌☘️

いろいろと整えた後に必ず復帰はしたいのですが、その頃には今の私とはまた別の人になっているような気がしますし、同じ文脈に戻ってくるわけではないような気もします。

【3/25(火)関内Venus】
https://www.venus-hk-j.com
横浜市中区太田町2-27
ザ・バレル飛高ビル4F
045-228-8559

加藤咲希(Vo)
井上ゆかり(Pf)

1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20
MC+TC Gentlemen¥5000お通し付, Ladies¥4000お通し&1drink 付

大好きな裕美ママのお店で、横浜では最後の出演🌸

【3/28(金)代々木NARU】
https://yoyogi-naru.com
渋谷区代々木1-36-12 TC第77防雷ビルB1F
03-3370-8154

加藤咲希(Vo.)
鈴木康恵(Fl.)
浅川太平(Pf.)

1st 19:15, 2nd 20:45
¥3500

これがお休み前本当に最後のライブになります。素敵なfarewell partyにしたいです🎉

どちらのライブも、素晴らしいミュージシャンの方々とご一緒させていただけること、光栄に思います。

ご予約はお店に直接か、私の方でも承らせていただきます。

おかげさまで花粉症の方は、投薬の甲斐あったのか、春の風の衝撃に少しづつ体が慣れてきたのか、JZ Brat前後のような激症は治ってきています。このまま緩やかに通常の花粉症の人くらいの感じでいきたいです🙏🌟

3/10渋谷JZ Brat舞台裏の話

では3/10渋谷JZ Bratのbehind the scenes、舞台裏の話。

最初にお伝えしておくと、私は同情して貰いたいわけではない。同情するなら金をくれ!と小学生の安達祐実ちゃんも叫んでいたではないか。祐実ちゃんが大人たちにもの凄いセリフを言わされているのを聞く度に、あああの可愛い祐実ちゃんが芸能界の荒波の中でジュディ・ガーランドみたいな人生を送ることになってしまったらどうしようと勝手に恐怖していたものだった。だってジュディ・ガーランドは薬漬けにされて、◯◯に〇〇されて(書けない)大変な人生を送ったのだから…。でもそれは杞憂だった。祐実ちゃんは立派な大人になった。祐実ちゃんは芸能界の荒波に負けなかった。見よ!あの透明感を。祐実ちゃんの人生にあんなことやこんなことはあったかもしれない、いや、確実にあっただろう。でも彼女は自分の人生に勝っている、少なくとも現段階では。

全ては顔に出る、祐実ちゃんのあの美しさが勝利の証だ。美人は性格が悪いというのは嘘だ。あんなに美しいのだから、せめて性格は悪くあって欲しいという嫉妬だし、実際たくさんの嫉妬による嫌がらせによって性格が歪んでしまう場合はある。性格は顔に出る。外見は心の反映だ。透明な外見の人は透明な心を持っている。何があっても、外面を保った者の勝ちなのだ。それは彼女の強さの、心の平穏のあらわれなのだから。(ただしサイコパスとして感情が透明な場合もあるので気をつけよう、サイコパスについてはまた別の機会に)

私は言い訳をしたいわけではない。いや、でも言い訳をしたいのかもしれない。人は何でも自分の都合の良いように合理化する。客観性なんて一体どこにあるのだろう。花粉症の件だ。私が花粉症を発症したのは2年前、父が突然亡くなった次の月だった。原因不明の微熱と吐き気が何週間も続き、まともに生活ができない。病院でも原因がわからなかった。原因は花粉アレルギーだと特定したのは代替医療の天才治療家だった。耳鼻科で血液検査を受けると、スギ花粉へのアレルギー反応があった。抗ヒスタミン剤を飲み出し、微熱と吐き気は抑えられた。

そして去年2024年。前年にスギ花粉アレルギーの洗礼を受けた私は、徹底的に準備しスギ花粉飛散シーズンを迎えた。かなり奮発して最新鋭の空気清浄機を部屋に導入。外出時にはマスクと花粉防止メガネを着用。もちろん洗濯物は部屋干し。掃除の徹底。部屋に入る前はコートと頭をはたき、帰ったらすぐに手洗い、うがい、鼻うがい、できることなら速攻でシャワーも浴びる。現代医学では腸がかなりの部分のアレルギー症状に関係していることがわかっている。私は乳製品があまり体質に合わないので、植物性の乳酸菌、豆乳グルト、ぬか漬け等の発酵食品を積極的に摂取した。これらの甲斐あってか、なんとか去年は飲み薬がいらないくらいに症状が抑えられていた。

そして今年、2025年。まず上記の対策は全て行った上で迎えたこのシーズン。今年は1月後半の段階から私の体は異変を感じていた。外出すると喉がイガイガになってくる。この時点では花粉レーダーではまだ花粉はほぼ飛んでいないという表示だったけれど、思えばこのときからあやしかった。去年2回の外科手術とその前後の大量の投薬を経験し、私の免疫力は風前の灯火だった。(アレルギー症状は免疫の誤反応とも言えるけれど、弱っているから正常に機能しないのだ)

2月半ばになり、発熱。花粉症デビューの年にはなかった鼻と喉の症状も追加されたので、最初は風邪や感染症の疑いもあったけれど、熱が微熱でずっと続いていること、目の痒みもあること等から、病院でもやはり酷い花粉症だろうという診断。3月頭の段階で通常の抗ヒスタミン剤の投薬を始めて1週間経っていたけれど、殆ど症状は治らず。ここでステロイドとさらに強い抗ヒスタミン剤を使うかどうかの選択肢が与えられる。他の治療と薬の相性が悪いので悩む。でも3/10のJZ Bratは迫っている。体に悪くても3/10になんとか歌える体にすることを選んだ。この時点で、鼻水、痰、咳が起きている間は止まらない状態。喉の粘膜が腫れ、粒の大きいサプリメントを飲むときも詰まりそうだった。もちろん練習どころではない。呼吸するだけで、横向きで眠るだけで精いっぱいだ。

ステロイドと強力な抗ヒスタミン剤の投薬に切り替えて1週間後、やっと顔面から流れ出る粘液の分泌量が減ってくる。この時点でJZ Brat出演前日。とりあえずステージの上では鼻をかまないでも大丈夫なくらいの分泌量になった!でも数週間、鼻水、痰、咳に晒され続けた喉は限界なんだ、玄界灘。

歌唱の場面においてカラオケ等でもよく、声が出た、出てる、出なかった、という言い方があるけれど、現代のマイクを使う歌唱では、出ている声が極小でも、少しでも出ている限りは拾うことができる。でも声が出れば歌になるわけではない。発声し、音色を整え、ピッチとタイミングを合わせる。ここまでできて初めて歌になる。正直にお伝えすると、3/10ライブ当日のリハにおいて、喉の炎症によって、まず発声がままならない音域があった。音色は確実にいつもの私の音色ではなかった。声帯が腫れているのでいつもと同じ入力で同じ音に当たらない。これも歌手の皆さんはご存じだと思うけれど、声帯が腫れているときは、囁くようには歌えない。しっかりと張らないと音が出ないし保てない。大切なライブで酷い歌を皆さんに聴かせてしまうことになるかもしれないと思い、私は心底恐ろしかった。

ここで音楽監督の浅川氏に相談する。現時点で出しにくい音域が頻発する曲はあらかじめ変更しておいた方がよいだろうかと。氏は言った、今回のライブは完成度でなく歌手として持っている世界観を聴いて貰うことを優先した方がよいと思う。氏の音楽的な能力と直感と直観は軽く見積もって私の10倍は冴えているので、私は選曲を変えなかった。酷い歌になったらどうしようという恐怖と自意識を乗り越え自らを曝け出さなければならない。後は音楽のカミサマにお任せする。これは儀式なのだ。ライブ本番、私の歌がどうであったのかは、お越し下さった皆さんがご存じである。後でいくつか動画も上げる予定。

私の喉の様子に気づいたPAの羽生田氏は、本当に少ししか音が出ない帯域を膨らませて聞こえるようにしてくれた。恐怖と緊張によって普段したことのないような、あり得ない私のミスをメンバーはさらっと修正し惨事を回避してくれた。やっぱりこのメンバーにお願いしてよかった。

ちなみに、ライブ中に咳は出ない。アドレナリンで咳は止まる(MC中はあやしい、アドレナリンが出ないから)。それは遥かパンデミック前の牧歌的な時代、人々が感染症の恐怖に怯えていなかった頃、40度の熱があってもステージに立っていた頃から続く敬虔な経験で、自分でも毎回感動する。2ndセットでLilla Flickaが喋らなかったのは喋ると咳が出るからだ。後半喋れるようになったのは、1stと2ndの間に追加した咳止めが効いてきたから。

ライブ後、毎月、いや毎週のように私のライブに来てくれているリスナーの方からメッセージをいただいた。「すごく良かったです。まさに集大成というのが相応しい、渾身のライブという感じでした!花粉症はギリギリのところで持ちこたえましたね!」私は涙が出た。

ライブは一期一会で、音に出ていることが全てだ。内情など何も関係ない。3/10のJZ Bratが私の歌を聞く最初で最後の機会だった方もいると思う。音楽家なら誰もがベストの状態でステージに立ちたいと思う。でもそれが叶わないときもある。演奏家も歌手もアスリートで、でもアスリートも病気になったり、怪我をしたりする。私がオフィスワーカーであったなら、講師だけであったなら、仕事を遂行するのに全く問題にならない程度の不調が、歌手としては致命傷になる。そういうときはどうするべきなのか、止めるのか、辞めるのか、休むのか、傷んだまま続けるのか、やり方を変えるのか、工夫でどうにかならないものか…できるだけ自意識に捉われず、最前を尽くさなければならない、それしかできない。私は日々経験し、学び続けています。

そして結果として3/10はライブを中止にすることなく開催できたのだから、やはり音楽のカミサマに、素晴らしいメンバーに、素晴らしいスタッフに、素晴らしいお客様に、治療家氏に、医師に、我が人体に、感謝します。

ライブ活動休止前のライブはあと2本。

3/25(火)関内Venus
井上ゆかり(Pf)

3/28(金)代々木NARU
鈴木康恵(Fl)
浅川太平(Pf)

2025年3/10渋谷JZ Bratやり切りました

3/10渋谷JZ Bratにお越し下さった皆さん、本当にありがとうございました🩷大切なライブだということを感じ取ってお越し下さった皆さん、大好きです🥹🫶🏻

加藤咲希× Lilla Flicka Joint Release Partyと銘打ち、今の私ができる全てを一つに集約させたイベントでした。ジャズを中心に据え、Blossom Dearie, Dave Frishberg, Bob Dorough, 10cc, Björk, Lisa Ekdahlらが歌ったり作ったりした大好きな曲たちを集めて加藤咲希として歌ったカバーのみの1st、2ndはLilla Flickaとしてオリジナル曲のみという構成。

100年前のジャズスタンダードからDAWとの融合、2025年に生まれた曲、インプロまで、音楽的な振り幅がかなり広めだったと思うのですが、楽器隊の素晴らしいスキルと素養のおかげで、1stと2ndを通して同じメンバーでやらせていただくことができた奇跡。

2ndでマニピュレーターとして参加して下さった田島浩一郎さん。お越し下さった皆さんお気づきでしたでしょうか、2nd最初の楽曲”HAL9K”のトラックにはお経が入っていました。その美しさたるや…確かに、この宇宙の曲に合う音はお経でしかないのでした。他、Lilla Flickaの楽曲”Hevenly Blue”のトラックは全て田島さんによるもの。歌詞、ボーカルメロディ、リズムパターンだけお渡しして、田島さんからトラックが上がってきたとき、不穏さも美しさもかなしみもポップネスも、私が思い描いていた以上に”Hevenly Blue”だったのでとても驚いたことを覚えています。本編最後の楽曲、夏目漱石の『三四郎』にインスパイアされて作った『花は必ず剪つて瓶裏に眺むべきもの』も彼の編曲とトラックによるものでした。

ウッドベースとエレキベースを曲によって持ち変えて、それぞれの楽曲のいろいろな側面を引き立ててくれた仲石裕介さん。共演するのは久しぶりでした。でも私は彼のグルーヴの感覚は信頼できることを覚えていたので、今回いきなりこの企画の演奏をお願いしました。私の音楽的な原体験は子供のときにピアノを習っていた以外はhip hopから始まっているので、実はまずグルーヴしか聞いていない、後から意識してやっとハーモニーが聞こえてくるようになった(まだまだ全然足りないけれど)グルーヴ馬鹿の耳です。結果、グルーヴの感覚は裏切らなかった、仲石さんに参加して貰って本当によかったです。スウィングは、グルーヴは、恐れてはいけない、深く踏み込まないと鳴らない領域があります。

それこそ100年前に生まれたジャズスタンダードからDAWとの融合、2025年に生まれた曲、インプロまで、多彩なリズムの核を担ってくれたドラムの秋元修さん。海外ツアーから帰ってきたばかりでしたが、細かな指定をさらりと請け負ってくれました。Lilla Flickaの楽曲”I’m An Instrument”のクロスリズムにおける繊細なうねり、”花は必ず剪つて瓶裏に眺むべきもの”のちょっとした揺らぎ、そういうプレイを生楽器でやって下さる方は私には他に思い付かなかったです。彼は普段はインプロの演奏でも活躍していて、浅川さんとのインプロの場面でも異才を放っていました。

この企画の音楽的な側面を(いや音楽的な側面以外に何があるんだ?)大きく担って下さったジャズピアニストの浅川太平さん。ピアニスト兼アレンジャー兼音楽監督をやって下さいました。繰り返しになりますが、これだけ音楽性の振り幅が大きい中で、私がやりたいことを理解して、形にするサポートをして下さいました。浅川さんは音楽家の中でも本当に音楽的な能力値が高いタイプの方なので、たとえ毎日hip hopを聴いて生活していなくても、hip hopの楽曲がやって来たら、誰よりも美しくクールに演奏できてしまう、そういう方です(いやでもわからない、毎日Busta Rhymesを聴いてたりして)。今までインプロ演奏の場面を拝聴したことはなかったのですが、お願いしてみたらインプロだってお手のものだし、この人は、この人も、本当にモンスターです。。。

今回この企画に参加してくれた音楽家の方々は、皆さん猛獣でした。私の要望で、1stではオーソドックスなジャズメンスタイル、2ndはカジュアルダウンして、できたらUSラッパーの正装(スーツじゃない方)みたいに、とメンバーにダメ元でお願いしてみたら、皆さんいい感じに衣装替えしてくれました😆ありがとうございます!

そして、大好きなミュージシャン仲間が聴きに来てくれました😭💕シンガーの奥平真希ちゃん、駒井りなちゃん、シンガーでアレンジャーのMarikoちゃん、フルーティストでアーティストのERiSAちゃん🌈🦄Lilla FlickaのMVとアートワークを担当してくれてるヤシマロパさん✨Lilla Flickaの楽曲『バッド・スチューデント』で歌詞を提供してくれためちゃかっこいいロックバンド「パンとサーカス」のギターボーカル林太一さん!
感受性と才能豊かな皆がそれぞれ感じ取ってくれたものがあるみたいで、素敵なメッセージをくれて、感激しました…今まで歌を続けてきた中で、それぞれに尊敬できるところがありまくりの大切な仲間でありお友達の皆が来てくれて、とっても嬉しかったです🥹

今回、1人で公式写真撮影係を担って下さった平山巖さん、ありがとうございました🙏いろいろと考えて撮って下さり、本当に素敵な写真がいっぱい✨まずはこれが第1弾で、また後ほど他の写真もアップさせていただこうと思っています🧡

ところで私がボケボケ過ぎて、すっかり写真撮影タイムを設けるのを忘れてしまったので、平山さんが撮って下さった公式写真以外の写真がありませ〜ん💦もし隠し撮りして下さった方がいらしたら、全然アップしていただいてOKですので、何卒よろしくお願いいたします🙇‍♀️

JZ Bratに出演させていただくのは3回目でしたが、今回も素晴らしい音環境とスタッフの皆さんのホスピタリティの中、音楽に集中できる状態で歌わせていただきました。ありがとうございました❣️いちど3月末でライブ活動はお休みさせていただきますが、復帰したらぜひまた出演させていただきたいです😌🙏

ここまでは表のライブ報告。バックステージの話はまた後日🤫

渋谷JZ Bratへのお越しをご検討下さっている皆様へ大切なお知らせ


明日3/10(月)渋谷JZ Bratへのお越しをご検討下さっている皆様へ大切なお知らせ

まずは、最初に、本当にありがとうございます。大切なライブにいらして下さること、と〜っても嬉しいです🩷

☘️お知らせ一つ目☘️
プレミアムシートに1席キャンセルが出ました✨ご新規の方も、既にご予約下さっている一般席からのアップグレードもOKですので、ぜひ直接私にご連絡下さい。キャンセルの方はコロナに罹患されてしまったとのこと💦お大事にしていただきたいです🥺🙏

☘️お知らせ二つ目☘️
前回の私のライブにいらして下さった方はご存じ、酷い花粉症でして…。引き続き治療は受けているのですが、喉鼻の調子が万全の状態とは言えません。なので、喉の体力を温存する為に、皆さんへのご挨拶とお買い上げ下さったグッズへのサインはライブ後にさせていただきたいと思います。ご理解いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます🙇‍♀️

同業の方は体感として知っているかと思うのですが、体調が良いからといって必ずしも良い歌が歌えるとは限らないし、体調が悪いからといって良い歌が歌えないわけでもありません。明日は今の自分の体で可能な最大限のパフォーマンスをしたいと思います。私にはその意志があり、最後に決めるのは音楽のカミサマのご機嫌次第です。

☘️お知らせ三つ目☘️
明日は、長い間在庫切れだったLilla Flicka幻のインディーズ1st『Flower Arrangement』(¥2000)を販売します。この機会にぜひ入手していただけたら嬉しいです🌸他にもいろいろCD/DVD/Blu-rayございます。
この日の為に作りました、新作グッズ『しおり』もあります📕こちらはプチプラ¥500〜!

☘️お知らせ四つ目☘️
超絶めずらしい加藤咲希とLilla Flickaのジョイントライブということで、それぞれの曲にちなんだオリジナルカクテルを2種類ご用意させていただきました✨

加藤咲希名義のリリース曲に合わせたスパイシーな”Sweet Georgia Brown”🍷

Lilla Flicka名義の方は優しく柔らかな味わいの”Overflow”🍸

両方とも曲に合わせてご賞味いただけたらと思うので、よろしかったらぜひそれぞれのセット前にご注文下さいね。

では明日皆様に会場でお目にかかれますことを楽しみにしております🩷

本日までのご予約で一般席¥1000オフです✨

【2025年3/10(月)渋谷JZ Brat】

加藤咲希×Lilla Flicka合同リリースパーティー👩‍❤️‍👩

東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2階
03-5728-0168
https://www.jzbrat.com/liveinfo/2025/03/index.html#20250310

(出演)
Lilla Flicka (Vo.)
加藤咲希(Vo.)
浅川太平(Pf.)
仲石裕介(Ba.) 
秋元修(Dr.)
田島浩一郎(D.J. & Mani.マニピュレーター)

OPEN 18:00
START 19:00

1st 19:00-19:50 加藤咲希
2nd 20:20-21:10 Lilla Flicka
入替なし

10名限定プレミアムシート
(最前列確約、アーティストからのギフト付)
¥8,000

一般予約adv ¥5,500
一般当日door ¥6,500

しおりができました

あと1週間を切りました🌟
🌈2025年3/10(月)渋谷JZ Brat🦄
加藤咲希×Lilla Flicka合同リリースパーティー👩‍❤️‍👩

この日の為に新たに制作したグッズが本日納品されました✨何かというと、ブックマーク🔖栞(しおり)です📕

カラー両面、それぞれの面に加藤咲希とLilla Flickaがいます。私が素敵だな〜と思う本に纏わる諺も記載しました。

“Books are a uniquely portable magic”
本は持ち運べる魔法

“A good book has no ending”
良い本には終わりがない

プレミアムシートをご予約くださった方には、サインと日付入りでプレゼント💝さらに❣️プレミアムシートのお客様には私の本棚から読み終わった本を、1人1冊プレゼントさせていただきます🙏何が当たるかはお楽しみに〜💖古本は要りません、という方には拒否権ありです😆テーブルに置いておいていただければ後で回収します(笑)

通常席のお客様にも¥500でお買い求めいただけますのでぜひ✨(サインは付いていません)

それから今回は、幻のLilla Flickaインディーズアルバム『Flower Arrangement』を¥2000で販売します。トオイダイスケさんと作った私の最初のレコーディング作品です。先日Apple Musicで確認したら、いつの間にか全曲を合わせた再生回数が10万回を超えていたので、とってもびっくりしました!長い間CDは在庫切れだったのですが、この日の為に入荷しました、いや、急いで入荷しています。ここ数年で私のことを知ってくださった方はお持ちでない方が多いかも。手売り販売しかしないので、この機会にぜひ。

🌈2025年3/10(月)渋谷JZ Brat🦄
加藤咲希×Lilla Flicka合同リリースパーティー👩‍❤️‍👩

渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2階
03-5728-0168

(出演)
Lilla Flicka (Vo.)
加藤咲希(Vo.)
浅川太平(Pf.)
仲石裕介(Ba.) 
秋元修(Dr.)
田島浩一郎(D.J. & Mani.マニピュレーター)

OPEN 18:00
START 19:00

1st 19:00-19:50 加藤咲希
2nd 20:20-21:10 Lilla Flicka
入替なし

10名限定プレミアムシート※完売しました
(最前列確約、アーティストからのギフト付)
¥8,000

一般予約adv ¥5,500
一般当日door ¥6,500

ご予約はこちらからお願いします。

https://www.jzbrat.com/liveinfo/2025/03/index.html#20250310

おかげさまでプレミアムシート(最前列確約、ギフト付)は完売となりました!ありがとうございます。

前日までのご予約で一般席は¥1000ディスカウントとなります。ぜひご予約をお忘れなく〜。

2/27関内Venus出演でした!

2/27関内Venusにお越し下さった皆さまありがとうございました💖おかげさまで素敵なお誕生日となりました😌🙏

お越し下さった方々にはバレバレでしたが、薬を飲んでも間に合わないほど花粉症の症状が酷く(お恥ずかしながら発熱するほどのスギ花粉アレルギー)リハでも声が出なくてヒヤヒヤしていたのですが、本番ではなんとか皆さまの温かな応援と浅川さんの素晴らしいピアノとアドレナリンのおかげで歌い切ることができました。ありがとうございました😭✨

ライブ前後も休憩中も喉を温存していたので、もしかしたらいつもよりもちょっとそっけない態度になってしまっていたかもしれませんが、心の中は嬉しい気持ちでいっぱいでした💕

歌うことに必死だったので、完全に自分では写真を撮り忘れ〜💦撮っていて下さった方々に感謝です🙏素敵なプレゼント、手作りケーキ、シュワシュワでのお祝い、ありがとうございました🎁🎂🥂

ここからは一気に3/10(月)渋谷JZ Bratでのリリースパーティーに向かっていきたいと思います🫡✨今までの音楽活動の集大成としてのライブになります。

しかしここまで花粉症の酷い症状が出るとは、やはり免疫力が落ちている…困ったものです🐻このハレハレの鼻と喉をどうするのか?どうにかなるのか?何があってもお休み前のライブはあと3本のみ。西洋医学の力も東洋医学の力も借りて、人事を尽くして天命を待ちます🙏

3/10(月)JZ Brat、ビートメイク班リハ!

本日、3/10(月)JZ Bratリリースパーティーに向けて、ビートメイク班のみでリハでした❤️‍🔥
生楽器とビートの融合、いい感じに仕上がってきてます❣️

田島さんのDJソロも、ビートに対する浅川さんのアプローチもめちゃかっこいい✨本番がますます楽しみです🌈🦄
You don’t wanna miss it!

おかげさまでプレミアムシートはソールドアウト、一般席はまだまだございますのでぜひ🌟

https://www.jzbrat.com/liveinfo/2025/03/index.html?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR1wB4BxFxbkt5l3AiKs1eETSWDDip7QzUdeJFEgDxouxja2b201s7mTKGQ_aem_AYwR7NnGufRpzT72mwfxVQ#20250310

残りのライブはあと4本

次回ライブのお知らせ☘️

【2/27(木)関内Venus】
https://www.venus-hk-j.com
横浜市中区太田町2-27
ザ・バレル飛高ビル4F
045-228-8559

加藤咲希(Vo)
浅川太平(Pf)

1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20
MC+TC Gentlemen¥5000お通し付, Ladies¥4000お通し&1drink 付

お休み前のライブはあと4本✨

私の誕生日当日に、誕生日と同じ住所のVenusに出演させていただきます🩷

裕美ママにはなんと私がジャズを歌い出す前、大学4年生のときからお世話になってます😃

ジャズバーにアルバイトで入ったことがきっかけでした。飲食店のサーヴィス業では本当に使えなかった私のことを忍耐強く、時に優しく時に厳しく(なんとか少しは)使える人間にして下さった裕美ママ。バイトを辞めて歌手になりたい、と相談したときも、快く背中を押して送り出してくれた裕美ママ。本当にこんなに何でも話せて頼りになる方はいません。裕美ママがVenusを始めるときに住所を伺ってびっくり。私の誕生日と完全一致(笑)ご縁とはそういうものなのかもしれません。

私がお休みしている間もどうか皆さまVenusに通いまくって盛り上げ続けて下さいねー❣️

この日は一緒にThe Lost Sweetsというユニットを主宰している浅川太平さんとのデュオということもあり、今までThe Lost Sweetsで作り上げてきたアレンジ曲を惜しみなく大放出🌈人気があったもの、自分たちで手ごたえがあったもの、ジャズに始まり、Björk、日本語の曲、オリジナル、新曲もあります。

もうセットリストも決めたのですが、振れ幅がクレイジーでわれながら面白いです。残り4本のライブの中で、ある意味いちばん攻めている日かもしれません。残り4本全てのライブをご予約下さった方もいらっしゃるので、全部違ったスタイルで臨みます🌟

お越しをお待ちしております🧡

…………………………………………………
お休み前残りのライブスケジュール
…………………………………………………

▶︎3/10(月)渋谷JZ Brat
加藤咲希×Lilla Flicka合同リリースパーティー
浅川太平(Pf.)仲石裕介(Ba.)秋元修(Dr.)
田島浩一郎(D.J. & Mani.マニピュレーター)
※おかげさまでプレミアムシートはソールドアウトとなりました🥰🙏

▶︎3/25(火)関内Venus
井上ゆかり(Pf.)

▶︎3/28(金)代々木NARUソロボーカルデビュー
鈴木康恵(Fl.) 浅川太平(Pf.)