Lilla Flickaニュース!

本日のLilla Flickaニュース💖💚

ネタがありすぎて追いつきません〜😱✨が、できるだけ網羅してみる我が試み❣️


タワーレコード新宿店と渋谷店にて展開中🌈
1/25(水)全国販売開始のLilla Flicka & 新音楽制作工房名義の1stアルバム『通過儀礼/Initiation』

両店舗に行ってご挨拶✨コメントカードを書いてきたよ💖作品が店頭に並んでるのって嬉しいね😃Thank youuu🧡


CDジャーナルのサイトから発信、Yahooニュースにもなってる😳✨Lilla Flickaの新作インタヴュー、我ながらめちゃ面白いのでぜひ読んでくださーい❣️何が面白いって、インタヴュワー猿渡剛さんの文章が面白い😆昔のジャズ雑誌のライターさんみたいな粋を感じます。私はいつもの私で言葉の量がマッシヴなので、飛ばして前後だけ読んでください(笑)

CDジャーナル掲載インタヴュー
https://news.yahoo.co.jp/articles/efb3496e336cb078a82c43a02fa66a33477a29bd


1/25(水)に全国発売したてほやほや✨
CDのご購入、配信でお聴きの方もこちらのリンクからどうぞ❣️
https://linktr.ee/Lilla_Flicka_and_SHIN_ON_GAK?fbclid=IwAR1rXNeLNQid4XFrXumPYOQLRoZ8-WaM-nO1BN3yfGk-ASI2Hmb9i3I8lP8


音楽サイト、「リアルサウンド」でもニュース記事にしていただいてます💜

リリース情報
https://realsound.jp/2023/01/post-1242004.html

インタヴュー記事(これも長いけど面白いよ!菊地成孔代表のコメントもあるし!未読の方はぜひ✨こちらは私のマッシヴな言葉をライターさんが簡潔にまとめてくれてるので読みやすいかもね?)
https://realsound.jp/2022/12/post-1198403.html

ふー、とりいそぎこんな感じ!めまぐるしい毎日ですが、みんな付いてきてねー?🖖💖

『通過儀礼/Initiation』全国発売開始!

Lilla Flicka & 新音楽制作工房1stアルバム
『通過儀礼/Initiation』のCDが遂に1/25(水)全国のストアで販売開始🎉Amazonでも買えるようになるよ💖💚

The 1st album by Lilla Flicka & SHIN-ON-GAK “Initiation” will be out national & world widely on Amazon & everywhere on 25th Jan.

アーティスト・ヤシマロパちゃん作の豪華28Pブックレット、全曲対訳&イメージデザイン付き❣️

中身をチラ見せ✨

サインが欲しい人はここから買ってね↓
https://kogumasound.base.shop/items/69350324

Sweet Georgia Brown対訳と1/16ライブのお知らせ

ジャズスタンダード
Sweet Georgia Brown(対訳)

Verse 1:
She just got here yesterday
Things are hot here now they say
There’s a big change in town
昨日彼女が街にやってきた
彼らが言うには、すでに熱は高まっている
大きな変化が街に訪れた

Gals are jealous, there’s no doubt
All the guys just rave about
Sweet, Sweet Georgia Brown
女性陣は嫉妬する、疑いようもなく
男達はみんな熱狂の渦にいる
可愛い、可愛いジョージア・ブラウン

And ever since she came
The common folks all claim, say;
(※注1)
彼女が来て以来、世間一般の皆さんは
口を揃えて言っている

Chorus 1:
No gal made has got a shade on
Sweet Georgia Brown
Two left feet, but oh, so neat has
Sweet Georgia Brown
どんなに魅了的な女性も彼女には敵わない
超絶可愛いジョージア・ブラウン
そんなに踊りは得意な方じゃないけど
でもめちゃくちゃ綺麗で品があって
セクシーなジョージア・ブラウン

They all sigh and wanna die for
Sweet Georgia Brown
I’ll tell you just why
You know I don’t lie (not much!)
みんなが溜息をついて、彼女の為に死にたいとさえ思う
超絶可愛いジョージア・ブラウン
なんでか教えてあげようか?
私が嘘をつかないって知っているでしょう
(そんなにはね!)

It’s been said she knocks ‘em dead
When she lands in town
Since she came why it’s a shame
How she’s cooled ‘em down
彼女はその魅力で人を殺すことができる
街に降り立った瞬間に
全ての人間が黙りこくったことは
何の不思議でもない

Fellas that she can’t get are
Fellas that she ain’t met
Georgia claimed her, Georgia named her
Sweet Georgia Brown
彼女がモノにできない男達は(※注2)
彼女がまだ会ったことのない男達だけ
ジョージア州が宣言したの(※注3)
ジョージア州が彼女を名付けたの
スウィート・ジョージア・ブラウン

※注1
ここの”common”を”colored”としているヴァージョンの歌詞も多いけれど、”colored”とは「有色人種」のことなので死語。”common”を使うと「パンピー」的な少し皮肉を込めた意味になります。

※注2
ここの修辞技巧がわからないと意味が取れない。
Fellas that she can’t get が長い主語で”that”は関係代名詞。”that”以下が”Fellas”の説明になっている。areが付いてこれが述語動詞「彼女がgetできない男達とは」。

その後続き、Fellas that she ain’t metも同じように関係代名詞が使われている。”that”以下が”Fellas”の説明。FellasはどんなFellasか、彼女がまだ会ったことのないFellas。ご存じ”ain’t“は、時制も数も関係なく使える否定のスラング。

ここの文章の構成は、単純化すると、
「〜は、〜だ。」。
「〜」の部分、両方とも関係代名詞が使われているので、どこが述語動詞(文章の中でいちばん中心となる動詞)か把握しないと意味がわからなくなるので気をつけましょう。

※注3
ネットで検索したところ、どの和訳でもここの部分で苦労しているみたいだったけど、何のことはない、英語版のWikipediaに説明がありました。曲の作詞家は実在した自分の娘のGeorgia Brownちゃんに捧げてこの曲の歌詞のアイデアを思いついたらしいのだけど、それを耳にしたGeogia州の下院議員が、この子がジョーシア州に因んで名付けられたことを州議会で宣言する、と言う流れがあったらしいです。

そして、前置きがすんごい長いのですが(読んでくれる人いるのか 笑。いたら愛しています!)この名曲「Sweet Georgia Brown」を含んだ新作アルバム『Sweet & Lowdown』は限定生産だったのですが、おかげさまで売り切れました!でもにゃにゃんと、数枚サンプル盤を発見!

明日1/16(月)関内Venusのライブに持っていきます🧡

いろいろな山場を越えて、全速力で走ってきた後の不思議な気持ちです。最近歌っていなかった、ジャズを歌い始めた頃に歌っていた楽曲たちを発掘して、何曲か歌ってみたいなと思っています。ひとつひとつが音との、お客様との一期一会で、大切なライブです。セットの合間には、最近起きた出来事のお話をしたり、したいですね。

1/16(月)関内Venus🌟

https://www.venus-hk-j.com

横浜市中区太田町2-27ザ・バレル飛高ビル4F

045-228-8559

浅川太平(Pf.)
1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20

お越しをお待ちしております😌

横浜ジャズ界、橋本宏之先生のこと

橋本宏之先生が亡くなった。めちゃくちゃかっこいいピアニストさんだった。関内Speak Lowのハウスピアニストを何十年も!勤めあげられた方だった。

私がジャズに魅せられたのはWoody Allenと菊地成孔師匠がきっかけだったけれど、実際に歌い始めたのは関内Speak Lowで、大学4年生のときにアルバイトで入ったことがきっかけだった。今でも覚えている、どきどきしながら電話をかけた。れい子ママがあの独特のまったりした声で、いちおうねー、履歴書持ってきて。写真なんていいからさ、とりあえずまずおいでよ。電話をかけたとき以上に面接では緊張していた。何を着て行ったかまで鮮明に覚えている。当時まだ野口美佳がCEOだったランジェリー通販のピーチジョン、洋服も売っていたのだ。モスグリーンの、胸と背中ががばりと大きく開いたワンピースに当時のはち切れそうな体を押し込んで行った。「ジャズバー」の面接には自分の手持ちの中でも最大限に大人びた服を着て行くべきだと思ったのだ。大学4年生の最大限の背伸びだった。

面接官のれい子ママを待っている間に初老の紳士がすっと店内に入って来て、おもむろにピアノを奏で始めた。面接は1stセットの間に行われ、たったの1分ぐらいだったように思う。ふーん、大学生なの。まあ、じゃあ空いているところ入ってみて。ピアノの音がずっと流れている。私の注目がピアノにあることに気づいたれい子ママが、今日は好きなだけ聴いて行っていいよ、と言ってくれた。それが、私が初めて生の現場で聴いたジャズだ。それは、セクシーで、遊び心に満ちて、どこかもの哀しく、無骨でもあり、でもやっぱりキラキラした音楽だった。ここでバイトするんだ、こんなに素敵なピアニストさんが弾いている場所で。私はワクワクした。それから10年ほども橋本先生のピアノを聴き続け、橋本先生の伴奏で歌わせていただき、Speak Lowにお世話になるとは全く思いもよらなかった。というかジャズ歌手の末席に名を連ねることになるとは思いもよらなかった。何もかもが夢のよう。

当時私はすでにLilla Flickaというポップバンドを主宰して歌っていたけれど、ジャズは憧れの音楽で歌ってはいなかった。歌えるとも思っていなかった。でもアルバイトを続けて数ヶ月たった頃だろうか、橋本先生が言った。咲希ちゃん、何か歌ってみればいいじゃない。私が面接で言った、ポップバンドをやっているということを、橋本先生は耳にしていたのだ。誰も覚えていなかったのに。橋本先生は誰よりも記憶力がよかった。でも私はジャズは何も歌えないです。いいから、何でも伴奏するから、まずは歌ってみなさい。そうやって私はカウンター業をやりながらジャズを歌い始めた。気がついたらいつの間にかレパートリーが増え、Speak Lowに出入りするミュージシャンの方々やお客様との繋がりが自然とできていった。

私をソロのジャズ歌手としてデビューさせてくれたのも橋本先生。関内にあったJazzmen Clubでのライブに歌手として呼んで下さった。共演は息子氏、素晴らしいベーシストの鈴木健市さん。橋本先生は毎日Speak Lowでの演奏があるので、Speak Lowの演奏の合間の掛け持ちライブだった。エネルギッシュだった。私が歌手活動に専念する為に長年お世話になったSpeak Lowのバイトを辞めるときに、橋本先生がおっしゃった。いろんなたくさんの人と共演して、勉強して、大きくなってね。その後、歌手としてSpeak lowに戻り、出演させていただくようになった。

コロナ前だから、確かあれは2020年頃、セットの合間に初めて橋本先生がひとこと言ってくれた、なかなかカッコよくなって来たんじゃないの。2021年にジャズ歌手としてアルバムデビューしたときにはJAZZ JAPANの特集記事を目を細めて読んでくれた。これからだねえ。橋本先生が言った。橋本先生、私は全然まだまだです。

Speak Lowでアルバイトしていた頃、夜遅くなると、よく橋本先生が車で送ってくれた。車内ではいつもビバップが、チャーリー・パーカーがかかっていた。先生いつもビバップなんですね。飽きないねえ、馬鹿の一つ覚えで。橋本先生は、お茶目で、ひょうきんで、聡明で、お洒落で、たくさんの本を読んで、音楽を聴いて、実は最近の音楽にもかなり詳しかった。子供の頃は美空ひばりとよく遊んだとか、十代のときから親に内緒でピアニストをやってたこととか、米軍基地内での話、ハンク・ジョーンズと友達だったこととか(ホテルで演奏していたらちょうど宿泊していて仲良くなったとか)、モテモテだったこととか(先生は一切口説かない、女性が勝手に付いて来ちゃうタイプ)、とっても優しかったこと、新人にもベテランにも全く分け隔てなかったこと。

実はこっそり、橋本先生にいつかインタヴューして、日本ジャズ界の生き証人の話を伝記にしたいと思っていた。それは叶わなかったけど。でも、橋本先生が教えてくれたキラキラの活劇と、キラキラの魔法使いのピアノは、私の中に、周りの人間に、残っています。橋本先生、おつかれさまでした。ありがとうございました。

Speak Lowは業界用語で言ういわゆる夜店である。一説によるとジャズは売春宿で始まった音楽だ。売春宿で奏でられていたジャズも、日本の大学のジャズ科で習ったジャズも、NYに留学して勉強して来たジャズも、ジャズはジャズで、聴こえてくることが全てで、よい演奏、よい歌であれば、出自は全く関係ない。私は夜店出身のジャズ歌手だ。そして出自とは関係なく歌がまだまだなので、死ぬまでにはよい歌が歌えるようになりたいです。

橋本先生のfacebookのプロフィールにはこう書いてある。

「ジャズが好きでピアノを弾いております」

先生、天国でも絶対ピアノ弾いてるな。

Lilla Flicka & 新音楽制作工房『通過儀礼/Initiation』 本日デジタルリリース!

Finally, the 1st album “通過儀礼/Initiation” by Lilla Flicka & SHIN-ON-GAK has just been released digitally on all the music streaming sites all over the world🌈💜✨

遂に、Lilla Flicka & 新音楽制作工房名義の1stアルバム『通過儀礼/Initiation』があらゆる音楽配信サイトでデジタルリリースされました🌈💜✨

https://big-up.style/v5H1vxm6UU

I love you all who collaborated with me to make this album, I love you all who listen to this album in the past, right now, and in the future from the bottom of my heart. May this beautiful music save your loneliness as it saved my loneliness🌟

このアルバム制作に携わってくれた全ての方、そして過去、現在、未来におけるこのアルバムのリスナーの皆さんを、心から愛しています。この美しい音楽が、私の孤独を救ってくれたように、貴方の孤独を救いますように🌟

[Epilogue]

I felt like I would die. I don’t mean I want to die. I thought I might die since I could let this beauty out to the world. Since I did everything that I could, I thought my role in this world may have been done. But if I go to bed tonight and if I can still open my eyes tomorrow morning as I am, I’ll be very grateful. Then I swear, I’ll dedicate myself to where music and literature cross as I have done so. 

【エピローグ】

私は明日死ぬかもしれないと思う。死にたい、ではなく、死ぬのではないかと思う。こんなに美しいものを世界に表出させることができて、できることは全て最大限やって、ひとつの役目が終わったのではないかと。でももし、今夜私が眠り、明日また私として目が覚めることができたなら、感謝し、音楽と文学の交差するところに、今までもそうであったように、身を捧げて生きていくことを誓います。

2023/1/16関内ヴィナスJAZZ歌い初め

言語とは、引用、引用、引用のシステムにほかならないのです!とボルヘスは言ったとか言わないとか。音楽も人間も、というかあらゆる万物が。人間とは、引用、引用、引用のシステムにほかならないのです(神の)!著作権とか土地とか財産の所有ってまじでなんなの、と無活動無修正アナーキストは思うのでした。

私の今年の歌い初めはこちら✨

1/16(月)は、横浜のホーム、関内ヴィナスに出演します🌟
https://www.venus-hk-j.com

浅川太平(Pf.)
1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20

ジャズボーカルとリスナーは既に知っていることだから、あたりまえすぎてわざわざ言ったりしないんだけど、新年の野暮を。浅川さんの歌伴はやばいです(もちろんdopeの意味で)。インストも全く別の方向にめちゃくちゃやばいけど。本当に周りに天才しかいなくて困ったな〜(嘘、困ってない、楽しすぎる)。天才に恵まれ続ける人生です。

写真は「新しい家族が増えました」。最近よくこのひとと一緒に寝てまーす。