一昨日5/22関内Ben Tenutoでの企画ライブ、”The Lost Sweets Plays Björk”にお越し下さった皆さまありがとうございました！
とてもチャレンジングで、かつやり甲斐のある、充実したライブとなりました。歌うことが純粋に楽しかった。
今回はヴォーカルセットでも生ピアノとCDJのビートを絡ませてみました。ベンテヌートのグランドピアノとCDJからのノイズ、そしてヴォーカルエフェクターの相性がこんなに良いとは！
今回の企画にあたり、あらためて感じたことは、Björkというシンガーの素晴らしさ、唯一無二であること。極限まで音を構築し切った後の、瞬時の歌の爆発力。11歳の時点でピッチもタイムも英語の発音も完璧だった彼女が、自然なやり方であえて微妙なずれや訛りを採用していったこと。それがとても新鮮で、とてつもない聴覚上の快楽と衝撃を世界に与えたこと。あまり言及されないことですが、第二言語の英語を自由に切り刻んだり引き伸ばしたりする歌詞のユニークな美しさ。クラシック、現代音楽、ジャズ、ロック、テクノ、エレクトロニカ、全ての音楽をフラットな感覚で、ポップに落とし込む力強さ。自由なフリではない、本当に自由な歌。
一昨日のイベントから、’Blissing Me’の動画をちらりとお届け。 Björkがベネズエラ出身のミュージシャンArcaと組んで作った2017年のアルバム”Utopia”のナンバー。
https://x.com/saki_kato_sings/status/1793848741436534957?s=46&t=oPbks420pqP_TWO-4Ot2qw
2015年には”Vulnicura”で10年以上連れ添った恋人との別れを描き切ったBjörk。インタヴューによると、こちらは地獄で、”Utopia”は天国なのだとか。
Björk曰く、
「アポカリプスのあとに豊穣の時代が到来する……みたいな感じね」
私はあまりにもBjörkを愛しているので、このBjörk企画はいつか東京エリア等、他の地域でもやってみたいなと思っています。
さて、その前に…
次回のThe Lost Sweetsの関内Ben Tenutoでの新たな企画ライブは、8/6（火）に決まりました！
今度はまたもや満を持しての、こちらも唯一無二の歌声とアーティスト性を持った存在、ビバップのベティ・ブープとも称された、とことんキュートでエンジェリックな弾き語りの歌姫
🌷Blossom Dearie🌷を特集予定です✨
お楽しみに❤︎
