4/15(火)近況報告

🌺4/15(火)近況報告🌺

前回の近況報告をアップしてから、英語/日本語レッスンを申し込んでくださった方々ありがとうございます。語学レッスンは日々の糧であり喜びでもあります。私は言葉に触れていることが本当に好きです。

あれ?今日はまだ動画が上がってないぞ、とお思いの方もしいらっしゃいましたら、ごめんなさい!1週間連続で3/10渋谷JZ Bratライブの動画を上げますと宣言して、日々動画を切り出し編集していたのですが、1stも2ndも後半はあまりにも声の物理的な状態がよくなかったので、ここまでにしようと自主規制に至りました。なので動画の連続アップはここで打ち止めです。自分で勝手に始めて勝手に打ち止め、ごめんなさい〜🙏

今までの集大成と銘打っていたこのライブ、あらためて今までの集大成にして、喉のコンディションだけ取り上げたら最悪の中でのライブでした(笑)喉のコンディションは最悪でしたが、ライブとしては最高でした。合計6本の動画が自分でぜひアップロードしたいと思えるクオリティで切り出せたのは、ひとえに、素晴らしいメンバーと、支えてくださったオーディエンスの皆さまと、音楽のカミサマの采配のおかげです。それから、音楽とは不思議なもので、もちろん演者の体調がよくなければ綻びは出ますが、そして完璧であることは美しいですが、美しさは完璧であることではないのだと思います。

スギ花粉の飛散量がピークの時期。発熱するほど酷い花粉症の中で、1stと2ndの休憩中にステロイドの吸入と咳き止め追加でなんとかぎりぎり持ち直したこと、インスト曲をそれぞれのセットの真ん中にして鼻かみタイムを作ってもらったこと、それでも歌唱中はアドレナリンで咳は出なかったこと、気持ちを込めたこと、歌にエネルギーを乗せること、”The Wizard Hits It Even On A Rainy Day”、今となっては全てがよい思い出です。このように、死んだら全てがよい思い出に変わるのでしょうか。

打って変わってお休み前最後のライブ、代々木NARUではびっくりするぐらい体調がよく、歌に集中できて、最高の歌唱体験でした。あのときの私にできた中で、あれ以上のことはありません。でもNARUでは動画撮影が禁止されているのでデータはなく、いらしてくださった皆さまと私の間だけの秘密の体験となりました。でも歌手人生が続いていく限り、また更新していけばいい。

かつてマリリン・モンローがこう言ったとか言わないとか。

“But if you can’t handle me at my worst, then you sure as hell don’t deserve me at my best.”

ファンクラブというか、オンラインサロン開設に向けて日々動いています。いろいろな業者さんに相談して、どのプラットフォームで私のやりたいことが実現可能なのか、検討しているところです。ボタンひとつで簡単開設、というわけにはいかないみたいで、急がば回れ、やりたいことをひとつひとつ実装する手段を見つけていければと思います。

ChatGPTにも手伝ってもらっています。Chatさん、調べものをお願いすると超絶早いけど、結構間違っているときもある。ざっと知りたいときはスピード重視でChatさんに調べてもらい、いざ運用となると、きちんと私が確認する必要があります。調べていくと、条件的に厳しい場面が多くあったり。調べもののたびに前提条件を細かく設定するくらいだったらまだ自分で調べてしまった方が早いので、Chatさんの性質を知った上でChatさんが得意な部分だけをお手伝いしていただくのが現時点では良さそうです。

この人は歌手だから配信機能も必要だろうとか、着手段階ではなるべく運用コストをかけないで済むプラットフォームを探しているならばそのシステムの足りないところを補う為のまた別のプラットフォームもリーズナブルな方がよいだろうとか、そういう想定は殆どないように感じる。システム上の容量の問題なのか、想像力は重視されていないのか、技術的には可能だけれど汎用型にはまだ搭載しない方がよい理由があるのかしら。

しばらくしたらその辺もどんどん改善され、賢くなって、そのうち人間の認識の届かない知性の彼方へ行ってしまうのかもしれないけれど。スパイク・ジョーンズ監督の映画『her/世界でひとつの彼女』みたいに。あれは美しくて切なくて大好きな映画のひとつです。とは言え、今でも得意な分野では素晴らしい秘書として活躍してくれるChatさんの力を大いに借りて、オンラインサロン開設に向けて、着々と進んでいます。明日もミーティングが二つ。

最近のお気に入りフレーズは「狂気に火をくべない」。狂気に火をくべず、狂気は普通にその辺にあるけど、だから何?So What/Miles Davisって感じで適当に飼い慣らして日常を送ってるくらいの人はセクシーだと思います。

写真は「朋あり 遠方より来たる また楽しからずや」のときの一場面。

4/9(水)近況報告

☘️4/9(水)近況報告☘️

ここしばらくは、朋あり 遠方より来たる また楽しからずや、といった感じで、一緒に禅寺の坐禅会に参加したりしてみました。春風の中小鳥たちの鳴き声が優しく響いて、心の中が静かになり、素敵な体験でした。

体調を気にして下さる方が多いのですが、ライブ仕事をお休みしてぐっと仕事量が減ったからなのか、おかげさまで体調はよいです。減りすぎなので(笑)英語/日本語レッスン予約お待ちしています。実は日本語教育能力検定試験合格済み、日本語教育資格も持ってます!

何度も繰り返しになりますが、歌えないほど体調が悪いからライブ活動をお休みしているわけではありません〜。体調を含めていろいろな意味で生活の基盤を整える為の一時的な戦略的撤退です🫡 今までとは違った生活、違った時間の使い方で、何もかもが新鮮に映ります。

昨日もお伝えしたように、1月にリリースした加藤咲希&浅川太平名義の”Sweet Georgia Brown”が今月になってApple Musicの「ジャズシーン : 日本」の公式プレイリスト入り🎉Apple Music内の日本のジャズというカテゴリーの中ではいちばん知名度のあるプレイリストで、素直に嬉しいです。大手事務所の後押し等がないインディーズ歌手活動の中でも、リスナーの皆さんが聴いて下さって、配信の再生回数がちょっとずつ伸びていった影響もあるのかなと思っています。応援ありがとうございます!Apple Musicユーザーの方はぜひアクセスして聴いてみて下さいね🍎

ファンクラブというか、オンラインサロン的なものを立ち上げるべく、いろいろ調べてます。どのプラットフォームがいちばん適切なのか、何のコンテンツをどのくらいの頻度で更新可能なのか、思案中。

その前に…明日から3/10渋谷JZ Bratでのライブ動画を曲毎に1週間連続で上げていく予定です✨

フライングして先に上げてたLilla Flicka名義の”I’m An Instrument”のYouTubeリンクを貼っておきます🌈🦄
明日から連続で上げていく動画を含めて聴いて貰えたら嬉しいです💖

4/8(火)近況報告

🌸4/8(火)近況報告🌸

1月にリリースした加藤咲希&浅川太平名義の”Sweet Georgia Brown”が今月になってApple Musicの「ジャズシーン : 日本」のプレイリスト入り🎉

https://music.apple.com/jp/playlist/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%B3-%E6%97%A5%E6%9C%AC/pl.df0567f2449d4c89ababadbe406f3cff

なんか再生回数伸びてるなーと思ったら、こんな時間差で入ることあるのかー!嬉しいです。Apple Musicユーザーの方はぜひアクセスして聴いてみて下さいね🍎

もの凄い美女が街中を薙ぎ倒してゆくというユーモラスなスウィングです。

最後にして圧倒的に最良のライブ

3/28(金)代々木NARUソロボーカルデビューにして、ライブ活動お休み前の最後のライブにお越し下さった皆さま、本当にありがとうございました。

私が今までジャズボーカルとしての文脈で歌わせていただいた中で、圧倒的に最良のライブだったと自負しております。こんなに晴々しい幕引きがあるでしょうか。あれが私が今の体という楽器の状態で可能であった最高値です。

一夜にして大きく学んだことがあります。私は病気や手術を経験する前から、いつでも明日死んでしまうかもしれないと思って生きてきたつもりですし、これが最後のライブになるかもしれない、と思って歌っている…と思っていました。でもそれはあくまでも観念的なことでした。本当に、これが(お休み前の)最後のライブなのだという事実を突きつけられると、今までに経験したことのなかった次元の平穏や集中が私の中に訪れました。

だって、もう改善の余地がないのですから、もうこの瞬間しかないのですから、ピッチやタイムが合っているのか、フレージングがクールなものであるか、出したい音色が出せているのか、お客さまにどう見えているのか、歌詞が飛ばずにきちんと出てくるのか、どこかに何かほころびがあったとしても、もう改善する為の時間は一切ないのです。自己批判による自意識は影を潜め、私は代々木NARUのステージで歌を生き、歌そのものになっていました。

私が尊敬する振付家でダンサーの黒田育世が以前インタヴューで言っていたことがあります。上手いダンサーになりたいとか、どう表現したいか、ということではなくて、自分はダンスそのものになりたい。彼女の覚悟に対して自分のことを引き合いに出すのはおこがましくもありますが、私はこれはなんて正しい言葉遣いなのだろうと衝撃を受けて、自分もそれを標榜してきたのです。私はいつでもステージにいる間は歌そのものになりたかった。まさかそれが、最後の最後に訪れるなんて。音楽のカミサマは粋なことをしてくれます。

2月半ばから3月の半ばくらいまでは花粉症の症状が大きく出てしまっていて、微熱と喉鼻の炎症が長く続いていました。それが、投薬、伝統医療、民間療法のどれかのおかげかミクスチャーか、春の花粉や黄砂に体が慣れて来たのか、はたまたカミサマの祝福か、代々木NARU出演に向けて、今まで苦しんでいたのは何だったのだろうというくらいに、ぴたっと治っていったのです。本当にあの日は、ここ数ヶ月でいちばん体調のよい日でした。

今後、ライブに復帰することがあるとしたら、2025年3月28日代々木NARUでのライブが、私の中の基準になります。心身を整え、矮小な自意識から自らを解放し、歌そのものであること。この日は終わりにして新たな歌手人生の始まりとなりました。引き出して下さった素晴らしいふたりのミュージシャン、ピアニスト浅川太平さんとフルーティストの鈴木康恵さんには心から感謝しています。

そして記念すべき夜を一緒に体験して下さったオーディエンスの皆さま、本当にありがとうございました。歌が聴けなくなるのは寂しい、でも焦らず体を大事にして、復帰を待ってるからね、とおっしゃって下さるおひとりおひとりが、私にとってとても大切な方で、とても励みになります。デビューしてから今までいろいろなところで歌わせていただき、たくさんの出会いがあり、音楽を通してリスナーの方との絆を築いてこれたこと、それが私の宝物です。ありがとうございます。

アンコールで歌ったHe’s Funny That Wayは会場にいらして下さったおひとりおひとりに捧げさせていただきました。私、加藤咲希名義の音楽は、団結したり、共闘したり、パーティーをするような音楽ではありません。眠れない夜にそっと毛布をかけるような、或いはまた恋をしたくなるような、恋そのもののような、音楽でありたいです。孤独や絶望や哀しみを内包した上で、それでも美しく優しく温かい世界はここにあるのだと。

ライブ活動お休み中もリスナーの皆さまとの交流の場が欲しいと思い、ファンクラブというか、オンラインサロンのようなものを立ち上げる予定です。4月中のセットアップを目指しています。準備が整ったらまたお知らせいたしますね。今は諸般の事情で全て非公開になっていますが、コロナ禍のときにやっていたVlogのアップデートヴァージョンになると思います。日記、本や映画のレヴューを含んだ、メンバー限定の文章、写真、動画がメインのコンテンツになります。長すぎて読めないという苦情を乗り越えて(笑)毎週1万字くらいの文章が届くかもしれません。動画ではたまに歌も歌います。

ステージでは歌のことしか考えていなかったので、すっかりご紹介が飛んでしまったのですが(ごめんなさい!)シンガー仲間のKumiちゃんが聴きに来てくれていました。Kumiちゃんは手術のことを公開したときに真っ先に連絡をくれて、あのときはKumiちゃんの優しさにとても癒されたのでした。そして最後の大切なライブに来てくれて、本当にありがとう…。Kumiちゃんは4/15(火)に同じく代々木NARUにソロデビューだそうです。素敵なデビューになりますように。皆さまぜひぜひお運び下さいませ!