Sweet Georgia Brown対訳と1/16ライブのお知らせ

ジャズスタンダード
Sweet Georgia Brown(対訳)

Verse 1:
She just got here yesterday
Things are hot here now they say
There’s a big change in town
昨日彼女が街にやってきた
彼らが言うには、すでに熱は高まっている
大きな変化が街に訪れた

Gals are jealous, there’s no doubt
All the guys just rave about
Sweet, Sweet Georgia Brown
女性陣は嫉妬する、疑いようもなく
男達はみんな熱狂の渦にいる
可愛い、可愛いジョージア・ブラウン

And ever since she came
The common folks all claim, say;
(※注1)
彼女が来て以来、世間一般の皆さんは
口を揃えて言っている

Chorus 1:
No gal made has got a shade on
Sweet Georgia Brown
Two left feet, but oh, so neat has
Sweet Georgia Brown
どんなに魅了的な女性も彼女には敵わない
超絶可愛いジョージア・ブラウン
そんなに踊りは得意な方じゃないけど
でもめちゃくちゃ綺麗で品があって
セクシーなジョージア・ブラウン

They all sigh and wanna die for
Sweet Georgia Brown
I’ll tell you just why
You know I don’t lie (not much!)
みんなが溜息をついて、彼女の為に死にたいとさえ思う
超絶可愛いジョージア・ブラウン
なんでか教えてあげようか?
私が嘘をつかないって知っているでしょう
(そんなにはね!)

It’s been said she knocks ‘em dead
When she lands in town
Since she came why it’s a shame
How she’s cooled ‘em down
彼女はその魅力で人を殺すことができる
街に降り立った瞬間に
全ての人間が黙りこくったことは
何の不思議でもない

Fellas that she can’t get are
Fellas that she ain’t met
Georgia claimed her, Georgia named her
Sweet Georgia Brown
彼女がモノにできない男達は(※注2)
彼女がまだ会ったことのない男達だけ
ジョージア州が宣言したの(※注3)
ジョージア州が彼女を名付けたの
スウィート・ジョージア・ブラウン

※注1
ここの”common”を”colored”としているヴァージョンの歌詞も多いけれど、”colored”とは「有色人種」のことなので死語。”common”を使うと「パンピー」的な少し皮肉を込めた意味になります。

※注2
ここの修辞技巧がわからないと意味が取れない。
Fellas that she can’t get が長い主語で”that”は関係代名詞。”that”以下が”Fellas”の説明になっている。areが付いてこれが述語動詞「彼女がgetできない男達とは」。

その後続き、Fellas that she ain’t metも同じように関係代名詞が使われている。”that”以下が”Fellas”の説明。FellasはどんなFellasか、彼女がまだ会ったことのないFellas。ご存じ”ain’t“は、時制も数も関係なく使える否定のスラング。

ここの文章の構成は、単純化すると、
「〜は、〜だ。」。
「〜」の部分、両方とも関係代名詞が使われているので、どこが述語動詞(文章の中でいちばん中心となる動詞)か把握しないと意味がわからなくなるので気をつけましょう。

※注3
ネットで検索したところ、どの和訳でもここの部分で苦労しているみたいだったけど、何のことはない、英語版のWikipediaに説明がありました。曲の作詞家は実在した自分の娘のGeorgia Brownちゃんに捧げてこの曲の歌詞のアイデアを思いついたらしいのだけど、それを耳にしたGeogia州の下院議員が、この子がジョーシア州に因んで名付けられたことを州議会で宣言する、と言う流れがあったらしいです。

そして、前置きがすんごい長いのですが(読んでくれる人いるのか 笑。いたら愛しています!)この名曲「Sweet Georgia Brown」を含んだ新作アルバム『Sweet & Lowdown』は限定生産だったのですが、おかげさまで売り切れました!でもにゃにゃんと、数枚サンプル盤を発見!

明日1/16(月)関内Venusのライブに持っていきます🧡

いろいろな山場を越えて、全速力で走ってきた後の不思議な気持ちです。最近歌っていなかった、ジャズを歌い始めた頃に歌っていた楽曲たちを発掘して、何曲か歌ってみたいなと思っています。ひとつひとつが音との、お客様との一期一会で、大切なライブです。セットの合間には、最近起きた出来事のお話をしたり、したいですね。

1/16(月)関内Venus🌟

https://www.venus-hk-j.com

横浜市中区太田町2-27ザ・バレル飛高ビル4F

045-228-8559

浅川太平(Pf.)
1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20

お越しをお待ちしております😌

本日18:00 Blue Lotus ミュージックヴィデオ公開!

明日はいよいよ徳島SWING初出演💙

その前に本日11/24(水)18:00に、新しいミュージックヴィデオが公開になります✨

アルバムAnything Blueより、

オリジナル曲 ”Blue Lotus”

作曲はプロデューサーのトオイダイスケさん、歌詞は私が書かせていただきました。歌詞の内容も知ってもらえたらと思って、日本語訳の字幕付きです。

18:00になったら、こちらのアドレスから公開になります✨

https://www.youtube.com/watch?v=JFZIJziZo5Q

ジャズスタンダードではないけれど、私たちなりの、2020年代の、ジャズの曲を…書けたかどうかはわかりませんが、少なくとも、ジャズへのリスペクトと愛を込めて書きました。

ジャズリスナーの方には、どう聴こえるんだろう。ジャズリスナーでない方には、どう聴こえるんだろう。どきどきしますが、ぜひご覧いただけたら嬉しいです😌💕

Vocals – 加藤咲希/Saki Kato

Piano – トオイダイスケ/Daisuke Toi

Bass – 千葉広樹/Hiroki Chiba

Drums – 則武諒/Ryo Noritake

Recording & mixing engineer – 向啓介/Keisuke Mukai

出演:スガヌマショウコ

撮影・編集:影丘道 (WEB SITE : https://t-kageoka.com)

Cast : Suganuma Shoko

Directed by Toru Kageoka (WEB SITE:https://t-kageoka.com)

Anything Blue横浜公演を終えて

あまり知られていないけれど、Fly Me To The Moonの歌詞のヴァース部分はこうやって始まる。


Poets often use many words 
To say just a simple thing 
It takes thoughts and time and rhyme  
To make a poem sing 
With music and words I’ve been playing 
For you, I have written a song 
To be sure that you’ll know what I’m saying 
I’ll translate as I go along…

Fly me to the moon
And let me play among the stars

詩人はたくさんの言葉を使うよね
たったひとつの単純なことを言う為にね
考えて考えて、時間を費やして、韻まで踏んで
どうにかして、たったひとつの節を、歌にする
今までに演奏してきた音楽と言葉で
貴方の為に曲を書いたの
貴方が私の言っていることを理解してくれるように
翻訳していくね
あのね…

私を月に飛ばして
そして星々の間で遊ばせて



地元横浜でのアルバム”Anything Blue”公演が終わった。自転車で帰宅しすぐマックブックと向き合いこれを書いている。私は横浜と横浜の人々を愛している。ロジャース&ハート名コンビの傑作のひとつ、”Manhattan”を聴く。都市への愛を歌ったこの曲を聴くと、彼らのどんなラブソングよりもとても切ない気持ちになるのはどうしてだろう。日本に住み続ける限り、私は横浜にいるに違いない。

今夜は私は呆けて録音することもメンバー写真を撮ることも忘れたので、せめてもの記録に、苦肉の策として、文章を書くことにした。渋谷JZ Brat公演の際にも同じことを書いたのだが、これはライブではなかった。いつも行っているあの行為がライブだとしたら、この出来事はライブではない。

Blue Lotusのピアノソロの間、一瞬の気の緩みで、目の潤いが増してしまい、Anything Blueに至っては時間差攻撃で今度は鼻からいつ水滴が落ちてしまうのかと、気が気でなかった、と言えば大袈裟であるが、顔面に多少の異変があったのは確かである。自作曲Anything Blueに対する感慨はもう何もない。あの曲はドキュメントであって、全てノンフィクションだけれど、産み落として以降、あの曲の中の物語はどんどん私から離れていって、今では全くもって私のものでなくなって、世界に帰属するものとなった。

アルバム”Anything Blue”は、トオイダイスケが、加藤咲希と言う「ジャズシンガー」をプロデュースしたアルバムである。私は彼にプロデュースされたという客体であるのだけれど、彼も私のプロデュースをすることを私に選ばれた客体である。もちろん彼はプロデュースをするという本来の分かりやすい主体であって、私は彼にプロデュースされることを自分で選んだので、私も主体である。プロデュースをする、される、という行為は、お互いが能動態であり、受動態である、そしてそれは入子構造になっている、などということを、あらためて思ったりした。

演奏直後の、興奮冷めやらぬフルーティスト小川恵理紗ちゃんの一言、「トオイさんって、天才ですね、天才なのですね、天才だ!トオイさんの音楽をもっともっともっともっともっと世界中のたくさんの人たちに聴いてもらいたいですね!」

そのとおりだね、恵理紗ちゃん。そして君の素敵なフルートとビートボキシング(今日は封印させてしまったけれども)も、きっともっともっともっともっともっと世界中のたくさんの人たちが聴いてくれるようになるよ。君たちは本当に素晴らしい。

私は人に恵まれていて、師匠の菊地成孔さんのお言葉を拝借するならば、ただ歩いていると、向こうから勝手に天才たちがやってくるのでした。ご来場下さった愛すべき皆さまと、音楽のカミサマに感謝します。

Tea For Two 意訳

新バンド、The Re:Bootees(リブーティーズ)のPVを作っているのですが、使用楽曲、Tea For Twoの歌詞を訳してみました!

今の時代に合わせる為、そして日本語にしたときの統一感の為に、意訳しているところもあります。

文芸翻訳家が常々感じているように、究極のところ、全ての翻訳は誤訳です。
でも元の言語の美しさが少しでも伝わるように、誠実でありたいとは思っています。

歌詞を訳す作業って好きです。今後も少しずつ上げていこうかなって思っています。

訳のリクエスト曲ありましたら教えて下さいませ⭐︎


Tea For Two

今の部屋ではぜんぜん満たされない
だから自分の家を作ることにしたの
ダーリン、ここは恋人たちのオアシスよ
時間に追われることもなく
都会の喧騒から遠く離れて
ここで花は咲き、小河は優しく流れる
ふたりで隠れて、隣り合って過ごすのが心地いい
お願い、私の夢で終わらせないでね

ハニー、感じてみて
私はあなたの膝の上
ふたりだけでお茶をする
お茶のためふたり
私はあなたのために存在し
あなたは私のために存在する

他には誰もいない
私たちは誰にも見えない
誰にも聞こえない
友達も親戚もいない
週末のヴァケーション
誰にも知らせない
スマホも見ない

夜明けが来て、私は目覚める
あなたのために甘いケーキを焼く
あなたが持っていけるように
他の男性が嫉妬するように

家族を作りましょう
きっと男の子をひとり産むわ
女の子もひとりね
ねえ、どれだけしあわせになれるか、わからない?


I’m discontented with homes that I’ve rented
So I have invented my own
Darling, this place is lover’s oasis
Where life’s weary chase is unknown
Far from the crowd of the city
Where flowers pretty caress the stream
Cozy to hide in, to live side by side in
So don’t let it abide in my dream

Oh honey, picture me 
Upon your knee
Just tea for two
And two for tea
Just me for you
And you for me alone

Nobody near us to see us or hear us
No friends or relations
On weekend vacations
We won’t have it known
That we own a telephone, dear

Day will break and I’ll wake
And start to bake a sugar cake
For you to take for all the boys to see

We will raise a family
A boy for you
And a girl for me
Can’t you see how happy we would be