11月10日(金)関内Venus 出演

ジャズライブのお知らせだよ!
今回は初の試み、歌詞の解説タイムあり♬

※曲の変更あり


11月10日(金)関内Venus
Jazz Live Show on Nov. 10th

加藤咲希Saki Kato (Vo.)
浅川太平Taihei Asakawa (Pf.)

https://www.venus-hk-j.com

横浜市中区太田町2-27ザ・バレル飛高ビル4F045-228-8559

1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20

Charge
男性/Gentlemen¥6,000軽食付
女性 /Ladies¥5,000 軽食+1 drink付

数日前にユニットを結成したばかりのピアニスト浅川太平さんとのデュオでの出演!

ややこしいですが、こちらはThe Lost Sweets企画ではなく(DJなし)一見スタンダードなジャズライブです🎙
(一見と表現した理由は後に続く)

秋にちなんだメランコリーな、或いは過酷な夏が終わって実りの秋に静かに心踊るような、新曲たちをご用意しております。

さらに!今回初の試みとして、さらっと曲の歌詞の翻訳コーナーをMCに入れてみちゃおうかなーと。

【追記】

ご要望いただき、翻訳コーナーに言わずと知れた秋の人気曲、”Autumn In New York”を追加しました!

皆さんもうご存じかもしれませんが、私は英語講師で、翻訳家で、歌手なのです。そういえば以前は歌詞の解釈の教室とかやらせていただいてましたが、ここ数年はおかげさまで作品の制作で忙しくさせていただいておりましたので、自分でも忘れていました〜。

今回それをライブの合間にひょこっと盛り込んでみる試み。世の中に和訳がほとんど流通していないか、あったとしても、な〜んかちょっとずれてるんじゃないかなあ、と感じる曲をピックアップ!

でも気負わず、いつもどおりいらして下さいね〜。私が勝手に喋ってるだけなので、教室みたいにこちらから質問したりしないです(笑)私に質問していただくのはもちろんウェルカムです!

あまり有名じゃない曲は良質な和訳がなかったりするので、音の美しさに加えて、歌詞の美しさも皆さんと共有したいなと思い、ふと思いつきました。

とは言え、皆さんの反応を見つつ進めていきます。常連さまの多いヴィナスで、皆さんを辟易させることはしませんので(笑)
裕美ママもお客様も安心してね。

でも絶対楽しくなると思うのー!皆さん、歌詞の内容をあらためてちゃんと知りたくないですか?

全部で3セットあるので、1セットに1曲、歌詞の解釈を挟めたらよいかなと考えています。

今考えている楽曲は以下になります。

【✨追加曲✨】

”Autumn In New York” -亡命ロシア人Vernon Dukeが書いた秋の大名曲。歌詞もメロディも研ぎ澄まされ、知性と独特の感性による捻りの美にうっとり。

“‘Tis Autumn” -Nat King Coleの素晴らしい歌唱が記憶に残る隠れた秋の名曲

“The World Is Falling Down”
-歌手Abby Lincoln自身の作詞作曲による、去っていったジャズミュージシャンたちを偲ぶレクイエム

The Lost Sweets 開始宣言

English text below ↓

もう10日も経つのですね、あらためて10/18に赤坂dot & blueで開催した、トレヴェニアンの自伝的小説『パールストリートのクレイジー女たち』にインスパイアされたライブ、
Music From the book
“The Crazyladies of Pearl Street”
By Trevanian

にお越し下さった皆さま、ありがとうございました!

愛する小説への想いを込めて、DJ、解説、ピアノソロ、ジャズボーカルライブを掛け合わせたイベント。ご縁あって『パールストリートのクレイジー女たち』翻訳者の江國香織さんにも開催のご許可をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

一風変わった企画に乗って下さった粋なお客様たち、本当にありがとうございました!大変有り難いことにご好評をいただきまして、とても励みになります。

そして、この投稿をもってアナウンスさせていただきます。

浅川太平さんとはこの企画から遡ると、文学や映画にインスパイアされたイベントを今までに3回ほど開催してきましたが、これからはユニットとして活動していくことになりました!

ユニット名は、

“The Lost Sweets“

言語とは、引用、引用、引用のシステムに他ならないのです!と、ホルへ・ルイス・ボルヘスが言ったとか。

マルセル・プルースト『失われた時を求めて』第一篇では、語り手が紅茶に浸したプティ・マドレーヌを齧ったとき、過去の記憶と感覚が全てありありと甦ってくる。複雑な構文と多くの隠喩。メタファーだけが呼び起こすことのできる何か。

かと言って私たちは全く懐古趣味ではない。未来志向でもない。私たちが生きるのは今この瞬間。現在に生きる私たちが、とある時間軸に表出したとある作品を、どう読むことができるのか、それを皆さんと一緒に音楽を通して楽しんでゆきたいと考えています。

テクストは読まれる為にそこに存在する、いえ、読まれることによって初めて存在できる。読まれることによってテクストは創造され、解体され、再構築され、完成され、また解体され、それは半永久的に続いてゆく。そしてどう読むかは個々人に委ねられたとてつもない自由であり、悦びであります。

本の中は危険がいっぱい。良い子に本など読ませてはいけません。再びやってきた狂騒の20年代に寄せて。

Instagramのアカウントも新設しましたので、映画、文学、音楽好きの悪い子の皆さまにおかれましては、ぜひフォローよろしくお願いします!今までの活動をアーカイブしております。

https://instagram.com/the_lost_sweets?igshid=YTQwZjQ0NmI0OA%3D%3D&utm_source=q

I’m happy to announce that we created a new duo “The Lost Sweets”. We remix any lovely cultures from any times and places, then reread them happily together with you through music. Follow us on Instagram above!

10/18赤坂dot&blueライブへの誘い 

誰かを好きになることは、君になりたい、という感覚を多分に含んでいる。だからThe Cureのロバート・スミスは”Why can’t I be you?”と歌ったのだ。しかしそれは対象と同化したいという、イノセントで、些か幼稚な願望である。

2001年にジャズボーカルとしてのデビューアルバム、”Anything Blue”を発表した後、必要に駆られ、実質上の2ndアルバムをたった1ヶ月で制作した。”Sweet and Lowdown”という、こちらはウディ・アレン監督の映画作品の中に出てくる楽曲のみで構成された作品。このアルバムに続いて、今秋はまた新たに文学作品と映画作品にインスパイアされたライブを2公演開催する。

ひとつは9/26(火)関内Ben Tenutoでのソフィア・コッポラ監督の映画音楽特集。

そしてもうひとつがこのライブ、Music from the book, “The Crazyladies of Pearl Street” by Trevanian。 江國香織氏の名訳『パールストリートのクレイジー女たち』で日本でも広く知られることとなったトレヴェニアンの自伝的小説であり、遺作である。

言葉というのは音楽のようなもので、音楽というのは言葉のようなものだと思う。どちらが先に発されたのか、ほんとうに同時だったのかもしれない。概念上の区分け次第ではあるけれども。文体とは歌なのだ。作家は歌う。トレヴェニアンの歌う、独特の、楽しく、哀しく、でもやっぱりとっても楽しい歌。

それとはまた別のこととして、この本には、音楽が溢れている。特に「パールストリートブルース」と題された章では何十曲ものアメリカ30年代当時のポピュラー音楽が(もちろんジャズも当時のポップスである)物語の構成要素として登場する。果たして2020年代に生きる私たちが、この楽曲群のうち何曲を口ずさむことができるだろうか?この楽曲群は鳴らされるべきだ。たとえそれが、パールストリートから海を隔てて1万キロ以上も離れた赤坂の地だとしても。

作品は一度この世界に生み出されたら、作家の手を離れる。作家は読者として、また自分の作品と出会うことになる。テクストは、読者に読まれることによって生まれ変わり、更新されてゆく。そしてその祝福は半永久的に続くのだ。めくるめく美しい物語に愛と感謝を込めて。

【詳細】

10/18(水)赤坂dot&blue

https://www.dot-blue.net

東京都港区赤坂7-9-7 バルビゾン74 1F

赤坂駅より徒歩5分

03-3568-3188

MC 

予約¥3000

当日 ¥3500

加藤咲希(DJ & Vocal)

浅川太平(Piano)

⏰タイムスケジュール⏰

19:00-19:40 DJプレイ

19:40-20:10 ピアノソロ

20:40-21:40 ボーカルライブ

(入れ替えなし)

実はこのトレヴェニアン特集とソフィア・コッポラ特集は双子の企画。

http://www.sakikato.com/?post_type=tribe_events&p=2318&preview=true

現代の都会に生きる女性と、近過去に都会を生き抜いた男性。どちらの物語も美しく、そして美しい物語には美しい音楽が欠かせない。

港町関内で、あるいは赤坂の地で。奇妙なメディアミックス体験にいらして下さいませ。

9/26(火)関内Ben Tenutoソフィア・コッポラ特集ライブ開催決定のお知らせ🦄💖

9/26(火)関内Ben Tenuto

🌈ソフィア・コッポラ特集ライブ開催決定のお知らせ🦄💖

コロナ罹患により、体調のことでご心配をおかけしております🙇‍♀️昨日からガイドラインによる自主隔離期間は明けています。

以前から計画していたこちらの特別ライブ、浅川Pとの話し合いの結果、予定どおり開催させていただくことになりました!(PはプロデューサーのP、そしてピアノのP🎹)

でき得る限り、精魂込めてやらせていただきます!このライブには特別な想いがあります。

まず地元横浜で、私のDJが初お披露目であること🎧✨

そして映画音楽シリーズとして、新たにソフィア・コッポラ監督の映画音楽からのみ選曲し、全曲新曲をお届けすること🌈🦄(浅川Pのオリジナルアレンジ曲を多数含みます)

DJ、ピアノソロ、ボーカルライブの三部構成になっているので、どこを切り取っても楽しんでいただけるのではないかと思います✨

⏰タイムテーブル⏰

19:00-19:40 DJ 

19:40-20:10 ピアノソロライブ

20:40-21:40 ボーカルライブ

ソフィア・コッポラ監督って誰?全然知らない!というそこのアナタ、全く問題ありません〜(まあ、一言で説明すれば、フランシス・フォード・コッポラ監督の娘さんですけど!)。音楽に造詣が深いソフィアの映画音楽は、例えば以下のような、皆が大好きなキラキラのポップスで埋め尽くされています。王道なようで微妙な外しの抜け感、甘くて切ない、女の子の世界です。

So Far Away – Carol King

I’m Not In Love – 10cc

Alone Again (Naturally) – Gilbert O’Sullivan

風をあつめて – はっぴいえんど

ジャズ曲も多用されていて、

I Fall In Love Too Easilyや、Smoke Gets In Your Eyes等のスタンダードも散りばめられています。

これらの楽曲を、ボーカルライブ、もしくはピアノソロでお届けします。浅川Pのピアノソロもぜひお楽しみに!

ライブ前に、1, 2作観れるかも、という方は、ぜひ”Virgin Suicides”か、”Lost In Translation”をおすすめします。

実はこの夏、私はとある自発的な取材でヨーロッパにいました。この件に関してはまた後日ご報告させて下さいね。

そして偶然にも偶然が重なり、80周年記念を誇るヴェネチア国際映画祭の現場に足を運ぶ機会に恵まれたのです。そこにはソフィア・コッポラ監督が、新作とともに訪れていたのでした。

 【詳細】

9/26(火)関内Ben Tenuto

https://ben-tenuto.owst.jp

横浜市中区弁天通3-48 

045-263-6778

MC 

予約¥2500

当日 ¥3000

加藤咲希(DJ & Vocal)

浅川太平(Piano)

実はこのソフィア・コッポラ特集と10/18(水)赤坂dot&blueでのトレヴェニアン特集は双子の企画。

http://www.sakikato.com/event/music-from-the-b…-of-pearl-street/

現代の都会に生きる女性と、近過去に都会を生き抜いた男性。どちらの物語も美しく、そして美しい物語には美しい音楽が欠かせない。

港町関内で、あるいは赤坂の地で。奇妙なメディアミックス体験にいらして下さいませ。

この夏最後のライブのお知らせ。

“Summer Sloth vol.2”
Bossa Nova & Jazz Live Show🏝

8/24(木)関内Venus
August 24th at Venus, Kannai

加藤咲希Saki Kato(Vo.)
浅川太平Taihei Asakawa(Pf.)

小説『異邦人』のムルソーは「太陽が眩しかったから」と言い、映画『太陽がいっぱい』はタイトルがそのもの。セシルが『悲しみよこんにちは』と呟いたのは真夏のコート・ダジュールでした。

Bossa Nova, Jazz, Lilla Flicka名義の ”Heavenly Blue”アコースティック英語詞ver.も織り交ぜて。贅沢な夏の最後のライブです。

https://www.venus-hk-j.com

横浜市中区太田町2-27ザ・バレル飛高ビル4F045-228-8559

1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20

Charge
男性 ¥6,000軽食付
女性 ¥5,000 軽食+1 drink付

Jazz & bossa nova live show 7/21(金)関内Venus

次回ライブのお知らせ✨

“Summer Sloth”
Jazz & bossa nova live show🏝
7/21(金)関内Venus
July 21st at Venus, Kannai

https://www.venus-hk-j.com

横浜市中区太田町2-27ザ・バレル飛高ビル4F045-228-8559

加藤咲希(Vo.)
浅川太平(Pf.)

1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20

今回のライブは“Summer Sloth”特集🐠
slothには、怠惰、ゆっくり動く人、もしくは動物のナマケモノという意味があります。

私はとにかく海が大好きで、特に夏、夏前後の数ヶ月は、体が海にいないときも、心は海にあります。何年かまえの夏に葉山の避暑地に滞在していたときに、海辺のオープンカフェで、美しい二人姉妹に遭遇したことがありました。と言っても交流があったわけではなくて、私は彼女たちを眺めていただけなのですが。何時間もの滞在時間の中で、白く細い彼女たちはひと言も喋らなかったし、何も食べなかった。海に面した方向に隣同士に座り、ただ彼女たちは、ピニャ・コラーダやマリブコーク等の甘くてアルコール度数の低いカクテルを、だらだらと飲み続けていたのでした。ロシア文学だったか、フランス文学だったか…姉妹のどちらかが何らかの文庫本をときおり開いて眺めていたような気がしますが記憶のねつ造かもしれません。記憶の主な役割はねつ造と再生です。

夏は過酷で暴力的でもある。『異邦人』の中でムルソーは「人を殺した理由」を問われると、「太陽がまぶしかったから」と答えるし、『太陽がいっぱい』(素晴らしい邦題)の完全犯罪は真夏の光が降り注ぐ白昼の海の上で起こる。これは何の科学的裏付けのない私の個人的な感覚だけど、スウェーデン人の鬱病罹患率が高いのは、冬が長いせいだけではなくて、夏の白夜のせいではないのかしら。ほとんど夜が来ない、ほぼ常に昼というのは、摩訶不思議な、ある種狂気的な世界です。

そんな夏の暴力的な側面も数々の素晴らしい物語を生み出して来ましたが、今回はあえて気怠い美人姉妹の夏の記憶を、最大限のチルアウトとして、再生してみたいと思います。つまり夏に涼しいライブです。ヨーロッパ人は老若男女、夏には平気で6週間とか休みを取りますが、なかなか日本の大人には難しいもの。ではせめてライブ鑑賞の際は…ぜひ本気でリラックスしにいらして下さい。Bossa Novaや夏にちなんだスタンダードをたっぷりと緩やかに。

とは言え、相変わらず私の中にこっそり選曲の裏テーマがあるだけなので、ふらっといらして下さった方は、スタンダードを歌っているんだな、と思われるだけだと思います(笑)

今考えているセットリストは、
Summer Night
The things We Did Last Summer
When Sumner Comes
Meditacão
Corcovado
Photographia
等々。

ごゆるりとお楽しみ下さいませ。

Vivir bien es la mejor venganza!
(優雅に暮らすことが最高の復讐である)

スペインの諺だそうです。

Pisces Sisters live show at Contrail on May 9th

次回、Pisces Sistersのライブは…💙

5/9(火)コントレイル渋谷
At Contrail Shibuya on 9th May

復活!パイシス・シスターズ第二弾✨
Pisces Sisters Reunion🐠Vol.2

Claire Natirbov (Vo.)
加藤咲希(Vo.)
浅川太平(Key.)

Open 6:00pm
1st 7:00
2nd 8:15
Charge ¥1,000 + TIP

カリフォルニア/N.Y.出身のアメリカンガール、Claireとのボーカルデュオ、パイシス・シスターズの復活ライブ第二弾です✨

Claireは夏前にいちど日本を留守にする可能性があるので、次のライブまではまたしばらく開いちゃうかも〜💦 なので、ぜひこの機会にお越し下さいませ❣️

The Andrew Sistersのヒットナンバーとして有名なBei Mir Bist Du Schön、Rum and Coca-Cola。

そしてMoon River、Girl from Ipanema等の珠玉の名曲は浅川太平さんのオリジナルデュオアレンジで歌います♊️

Claireが好きな日本語の歌詞がついている曲ということで、ザ・ピーナッツの『可愛い花/Petite Fleur』、荒井由美の『ひこうき雲』も引き続き歌います🌸

オルタナ&ロックも好きな私たちはNirvanaのHeart Shaped Boxもやったります❣️
すんごい暗くてポップな名曲。歌詞の最初にPisces出てくるし🐠カートも魚座だったんだよね。

ぜひご予約の上、お越し下さいませ✨

Jazz live show April 18th

Lilla FlickaさんがDJデビューに震えているのを横目で見つつ、わたくし咲希は黙々とジャズライブの準備をしています🎙💕✨

4/18(火)関内Venus
April 18th Jazz live show at Venus, Kannai

https://www.venus-hk-j.com

横浜市中区太田町2-27 ザ・バレル飛高ビル4F Tel: 045-228-8559

【出演】
加藤咲希(Vo.)
浅川太平(Pf.)

1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20

TC (MC込み)
男性 ¥6,000 お通し2品付き(税別)
女性 ¥5,000 お通し2品.Onedrink付き(税別)

花粉症に疲れ切った(私の 笑)心身がちょっぴり温かくなるような、小粋な佳曲を。人々を惹きつけてやまないスウィング。スウィングが好きでない人なんているのかしら。アメリカ最大級の発明のひとつ!

そうそう、お誕生日にプレゼントしていただいたウディ・アレンの分厚い自伝、2/3くらいまで来たのですが、ウディ最高すぎる。心はNYのダイナー、エレインズに飛んでいます。そこにはルイーズ・ラッサーやダイアン・キートンやマリエル・ヘミングウェイがいるに違いない。もちろんお散歩はセントラルパークで。野毛山動物園でもいいけどね!

ブログ移行とPisces Sisters復活ライブのお知らせ

こんばんは🌟

実は最近、こちらでこっそりブログを書いています。あられもない、あんなことやこんなこと!を書いてますよー。

https://note.com/sakikato/all

そして!

特別ライブのお知らせです💙

Special Jazz Live Show

4/3(月)コントレイル渋谷
At Contrail Shibuya on 3rd April

復活!パイシス・シスターズ/Pisces Sisters Reunion🐠

https://contrail-shibuya.com
渋谷区道玄坂1-15-7 セントラル道玄坂1階
03-6433-7991

Claire Natirbov (Vo.)
加藤咲希/Saki Kato (Vo.)
浅川太平/Taihei Asakawa (Key.)

Open 6:00pm
1st 7:00
2nd 8:15
Charge ¥1,000 + TIP

カリフォルニア/N.Y.出身のアメリカンガール、Claireとのボーカルデュオ、パイシス・シスターズの復活ライブです✨

昨日リハでした♫スタジオ出た後にぱちり。

The Andrew Sistersのヒットナンバーとして有名なBei Mir Bist Du Schön、Rum and Coca-Cola。

そしてMoon River、Girl from Ipanema等の珠玉の名曲は浅川太平さんのオリジナルデュオアレンジで歌います♊️

Claireが好きな日本語の歌詞がついている曲ということで、ザ・ピーナッツの『可愛い花/Petite Fleur』、荒井由美の『ひこうき雲』もセットリストに加えました🌸

ぜひご予約の上、お越し下さいませ✨

Abbey Lincoln ”The World Is Falling Down”訳詞とか

卓越した技巧と文学的な背景や引用に溢れた作詞家の仕事は素晴らしい。たとえいくらLorenz Hartの人生が抑鬱、依存症、自身の外見やセクシャリティに関する苦難に満ちていようとも、彼には技術と知識があった。こちらアジアの極東でも2月になるとあらゆる商業施設でこぞってかけ出す”My Funny Valentine“や、Woody Allenの映画でお馴染み”Manhattan”も、私が世界でいちばん親和性を感じるジャズスタンダード曲も、彼の作品だ。

でも、シンガーソングライターという生き物が作った、技術的にはほとんど洗練されていない、ただ言いたいことがあって、それが曲になってしまった、というタイプの曲も、ほんとうに魅力的。たとえば、Abbey Lincolnの ”The World Is Falling Down”。

私はこの曲の背景を何も知らない。私程度の検索能力では調べても情報に辿り着けなかった。でもその歌唱と歌詞と演奏と楽曲そのものが、雄弁に自身のことを語っている。たぶん、この曲の訳詞はインターネット上には上がっていない。私の中には相変わらず、何か美しいものに触れたときに、それを英語と日本語という二つの言語で表したいという欲求があるので、誰に頼まれるでもなく、いや、おそらく自分自身の為に、この歌詞を訳してみる。

これは葬送曲だ。人を弔うときに、歌ったり、楽器を奏でたり、踊ったりする、という文化が世界には存在する。ニューオリンズにも、その文化的遺伝子は引き継がれた。

優れた音楽家は言う、言語は音楽を凌駕するのだと。私は思う、音楽は、言語を凌駕するのだと。でもこの楽曲はこの議論をその魅力によって一瞬で終わらせることができる。歌は言語であり、同時に音楽なのだ。


“The World Is Falling Down”
 By Abbey Lincoln

There are some folks
I used to know
Who used to smile
And say hello
And spin the world
And turn the page
Entertaining from the stage
かつて私が知っていた人々
笑顔で声を掛けあった
私たちは世界を動かして
ページをめくった
私たちはステージ上の
エンターテイナー

Father Time
Forever true
Loves its own
And me and you
Disappear just like the sun
When the day is done
時の神様は
自身の永遠性を愛する
そして私と貴方は
ただ消える
その日の仕事を終えた
太陽みたいに

The world is falling down
Hold my hand
It’s a lonely sound
Hold my hand
世界が落ちていく
手を繋いで
それは孤独の音楽
手を繋いで

We’ll follow the breeze
And go like the wind
And look for a place
Where the willows end
私たちはそよ風を辿り
風のように去る
探しているのは
柳がこうべを垂れる場所

The world is falling down
Hold my hand, hold my hand
Hold my hand, hold my hand
世界が落ちていく
手を繋いで、手を繋いで
手を繋いで、手を繋いで

Summer’s gone
And winter’s here
We had a lot of rain last year
The news is really very sad
The time is late
The fruit is bad
夏は行き
冬が来た
去年はたくさん雨が降った
ほんとうにかなしいニュースばかり
時は遅く
果実は腐っている

The morning’s come
And roosters crow
And people have no place to go
And disappear
Just like the sun
When the day is done
朝が来て
雄鶏が鳴く
人々には行くあてがない
そして消える
その日の仕事を終えた
太陽みたいに

The world is falling down
Hold my hand
It’s a lonely sound
Hold my hand
世界が落ちていく
手を繋いで
これは孤独の音楽
手を繋いで

We’ll follow the sound
And live for today
And look for a place
Where the children play
私たちは音を辿って
今日の為に生きる
探しているのは
子供たちが戯れる場所

The world is falling down
Hold my hand, hold my hand
Hold my hand, hold my hand
世界が落ちていく
手を繋いで、手を繋いで
手を繋いで、手を繋いで


ここで “The World Is Falling Down” の訳詞は終わり。

この曲を含んだ美しくスウィンギーな楽曲たちを以下のライブで歌いたいと思います。

2023年
2/21(火)関内Venus

https://www.venus-hk-j.com
横浜市中区太田町2-27ザ・バレル飛高ビル4F
045-228-8559


【出演】
加藤咲希(Vo.)
浅川太平(Pf.)

1st 19:40, 2nd 21:00, 3rd 22:20


私はこの文章をなぜかKeith JarrettのThe Köln Concertを聴きながら書いたりしている。
次はやっぱりAbbey Lincolnを聴こうっと。

訳したのはこの曲ね。
https://youtu.be/UpzuSUVfXJI